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AeroはON ,OFFのどちらがパフォーマンスが高いのか?


Aero_ビスタ Windows VistaのAeroは画面の透過効果や3D効果等華やかな画面効果から、Vistaが重い原因の1つとして話題に上がることがあるが、一方でAeroが有効の方が快適である、との意見もある。 実際のところは、Aeroが有効な時と無効の時はどちらがパソコンのパフォーマンスが高いのだろうか?


Aero_ビスタ VistaのAeroではDWM(Desktop Window Manager)という機能により、描画が管理される。 今までのwinodowsでは画面の切り替えのたびに画面の再描写が行われていたが、DWMでは作業中の背景画面を含む複数の画面を同時に保持しながら処理を実行し、これにより画面の切り替え時に再描写の必要がない。 また描画作業はGPUによって処理されることとなり、CPUの負担を削減することができる設計となっている。 これらの恩恵によって本来ならAeroが有効である方がPCのパフォーマンスが高い、ということになる。 しかし、描画をGPUに分担するにはGPUの性能が求められ、GPUの性能が低い場合は充分な性能が発揮できない可能性はある。 また、Aero有効時のDWMプロセス自身の負荷の影響もあり、一概にはAero が有効であるほうがパフォーマンスが高いとはいえない場合もあるようである。



Aero_ON_OFF 比較_ビスタ

実際の作業を想定して、グラフィックにnVIDIAのGeForce8600GTが搭載されたPCで、テキストへの書き込みやメール、ネットでの作業、画像の閲覧等を複数順番に実行する処理を行い、タスクマネージャでCPUの負荷を検証をしてみると、Aeroが無効の時のほうがAero有効の時と比べ、CPUの負荷は全体的に見ると極僅かだが、若干低い結果がでている。 また動画を再生させた場合でも同様の結果となった。 実際の動作速度の違いが体感できるほどではないが、ネットやメール、テキスト処理程度しか使用しないような環境ではAeroが利点を発揮する機会は少ないようである。



Aero_ウィンドウ移動処理

ところが、画像のウィンドウをデスクトップ上で動かし続ける処理の場合は、Aero無効の時よりAero有効の時の方が圧倒的にCPUの負荷が少なくなる。 実際の動作でもAeroが無効の時はウィンドウを高速で動かした場合に残像が表示されることが多いが、Aero有効の時は残像がほぼ無い状態で動作する。



グラフィック比較_Vista

グラフィックカードの性能の違いによって、Aeroが効果的な状況に変化がでることはあるのだろうか? そこで上記2つの検証をより低いグレードのグラフィックであるGeForce6100(オンボード)に変更して検証してみたが、結果はGeForce8600GTで検証したのと同様の傾向となった。 
上記画像はウィンドウをデスクトップ上で動かし続ける処理での比較(Aeroが有効)。 GeForce6100のほうがCPUの負荷が若干高めだが、GeForce8600GTと同じような動作をしている。 この処理でAeroが無効である時はGeForce8600GTの時と同じくCPUの負荷はかなり高い値となった。 Aeroが動作するスペックであれば、効果の度合いはともかくとして、Aeroが効果的であるシチュエーションは同様のようだ。



エアロ_ビスタ Aeroが効果的である状況は、一般の使用においてはウィンドウが頻繁に動くような操作があるなら充分な効果を得られる機会は多く、それ以外では負荷が増加する操作がでてくる場合もある、ということにはなるようだ。  結局のところ、Aeroが有効、無効のどちらが良いか、については、PCの仕様や使用者の操作内容によって一概には言えないので、やはり、実際にAeroを有効、無効にして自身にとってどちらが有益かどうかを判断するしかない、ということになるのだろう。




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